通院日記・8月15日(金)快晴
70年近くも経つと敗戦記念日という話題も風化するようだ。ぼくの父は呉市育ちだから原爆投下を小学一年生の時に目撃している。ぼくの母は農村育ちで3歳から7歳まで父親を徴集されている。父方の祖父は開戦時50代だったので徴集を免れた。母方の祖父は農民なので馬兵を勤め(人間よりも馬が友達、という人だから適任だった)前線には出兵せずに済んだ。三好達治に負傷して置き去りにされていく軍馬を描いた散文詩がある。読むた...
View Article(49c)アート・ファーマー(tp,fh)
Art Farmer(trumpet,cornet,fluegelhorn,1928-1999)。いよいよファーマーが本格的においしい時代に入ってきた。その皮切りが、 Art Farmer & Benny Golson:Meet The...
View Article60年代ロック相関図(12)ザ・バーズ1
ぼくは独立してライターになる前、二年ほど編集者をしていたが、某音楽誌ではアルバイトの求人はまず電話で「クリームのメンバーは?」(画像1)というのが試験問題だと聞いて内輪受けしていたものだ。確かにトリオ、そのうち一人は現役の大スターというのは適切かもしれない。それにメンバー全員がトップ・プレイヤーでもある。これがジミ&エクスペリエンスでは意地が悪いし、グランド・ファンクじゃあんまりで、ブルー・チアー(...
View Article(49d)アート・ファーマー(tp,fh)
Art Farmer(trumpet,cornet,fluegelhorn,1928-1999)。ジム・ホールを迎えたカルテットの第1作「インターアクション」は、もっとも権威あるダウンビート誌で五つ星の評価に輝く。そこで早速企画されたのが、''Live'' At Half...
View Article頭を、ボーズにしてやろう
*頭を、ボーズにしてやろう囚人刈りにしてやろうハモニカを吹こう植民地向きの、気軽さになってやろう荷物を忘れて引き越しをしてやろう Anywhere out of the world(この世の外なら何処へでも)池の中に跳び込んでやろう車夫になろう債券が当った車夫のように走ろう貯金帳を振り廻して、永遠に走ろう奥さん達が笑うだろう歯が抜ける程笑うだろう Anywhere out of the...
View Article60年代ロック相関図(13)ザ・バーズ3
要するにザ・バーズは、すでにプロ・ミュージシャンとしてソロ活動していたメンバーの集合体だった。始めから狙いははっきりしており、ビートルズのインテリジェンスを高めたルックス(画像1)と、アメリカ版ビートルズたる存在感、楽曲と音楽性はボブ・ディランとビートルズの折衷に、ビーチ・ボーイズ的な、抜けのいいハーモニー。そしてマッギンによって、バーズ・サウンドのトレード・マークとなった、エレクトリック12弦ギタ...
View Article(50b)ルー・ドナルドソン(as)
Lou Donaldson(1926-,alto sax)。次のドナルドソン参加作は元々の10インチ・アルバムでは共同リーダー名義だったもので、 Clifford Brown:Memorial...
View Article通院日記・8月19日(月)快晴
夏なのはいい。うちはワンルームだから窓を開け放して、玄関のドアもチェーンロックをかけてインスタント・コーヒーの空き瓶をかまし、それでも風がなければ換気扇か扇風機を回せばしのげる。シャワーも毎日浴びるが、給湯にする必要もない。水とお湯の管は別系統で、どちらからも五分間は気温程度のぬるま湯が出る。それだけ出ればシャワーには十分だ。だがこの季節は倦怠感がひどい。いわゆる夏バテではなく、ぼくの場合は服薬の副...
View Article通院日記・8月20日(火)快晴
今歯科から帰ってきたところだ。ワケあって、リコメント集から始めよう。「コメントありがとうございます。ぼくはほとんど昼寝は日課で、まるで保育園児です。始末が悪いのは、昼寝のつもりはなく寝床で読書やブログ書きしているうちに、いつの間にか眠ってしまうことですね。目を醒ますと5時とかなので、一体朝5時なのか夕方5時なのかわからなくなります。間抜けな話です」「『バードランドの夜』は文句なしですね。ビ・パップの...
View Article(50d)ルー・ドナルドソン(as)
Lou Donaldson(1926-,alto sax)。 57年のルーさんは数の上では多作で、5セッションで8枚のアルバムに及ぶ。アルバムは多いがセッション数は一定しているので制作体制には無理がなかっただろう。どのアルバムも出来がいい。 Jimmy Smith:House Party(画像1)57.7.4&58.2.25-は57年分はカルテットで'Lover...
View Article今日も通院日記・8月21日(水)快晴
今日は月一回の眼科に行って来た。木曜日~土曜日のいずれかで隔週の内科に行かなければならない。明日は歯科の予約、金曜午後はアベさんの訪問看護(アベさんは糖尿の休息入院していたから三週間ぶり。「採血もありますよね?」「一日四回です」「…」)...
View Article(50e)ルー・ドナルドソン(as)
Lou Donaldson(1926-,alto sax)。ルーさんの次のレコーディングはまたもやジミー・スミスの未発表作で、テナーのティナ・ブルックスとの二管フロント&ジミー・スミス・トリオになる。 Jimmy Smith:Cool...
View Article歯科通院日記・8月22日(木)快晴
行ってきました歯肉切開。どんな治療だったかというと、下手な絵で申しわけないが画像1~3がそれだ。元々すり減ってしまった歯に義歯を被せてあったのだが内側から虫歯になってしまい、前回は義歯を取り外して「次は歯肉切ります」と予告されていたのだ。その前に、リコメントから始めよう。「コメントありがとうございます。安定を自覚できるかというのは重要な問題ですよね。不安定な時は自覚してしまうとどんどん悪化していって...
View Article(50f)ルー・ドナルドソン(as)
Lou Donaldson(1926-,alto sax)。ライヴではレギュラー・バンドでよくても、アルバムでは新鮮な企画を、という問題がソロイストのジャズマンの場合どうしても出てくる。ルーさんはもうコンガ入りクインテットで3枚のアルバムを出した。そこで、次作は、 Lou Donaldson With Three...
View Article等級変更申請の結果&通院日記
今日「精神障害者保健福祉手帳交付・承認通知書」が届いた。それがぼくにとってどれだけ切実な問題か、昨日のリコメント記事から引用しよう。「7月初めに障害等級変更申請した回答が、まだ来ません。盆休みを挟んだからでしょう。ぼくは公共料金を引くと月3万円~3万5千円ほどで生活しており、貯金までしているので、障害加算で1万7千円追加されるかは大ごとです。加算されるかされないかで、1.5倍も違うのですから。これま...
View Article(50g)ルー・ドナルドソン(as)
Lou Donaldson(1926-,alto sax)。他人のお膳立てに平気で乗るのがジャズマンでもあれば、やる時は積極的にイニシアティヴを取るのがジャズマンでもある。ルーさんもスリー・サウンズとのコラボ、ホレス・パーランとのコラボで他人任せのアルバムが続いたので、そろそろ本気も見せねばならん、と思ったのだろう。そのアルバムが、 Here...
View Article障害等級変更申請却下について
せっかく応援していただいたのに残念な結果になって申しわけありません。県の中央福祉センターでは二年前に2級から3級に落としたんだから、このまま障害加算のつかない3級でよかろう、と機械的に審査したのでしょう。明らかに福祉切り捨てを感じます。行政によって生活扶助を受けているのだから、健常者と同じ受給金額で生活せよ、というわけです。今後はきっちり金銭管理と自炊できる良好な状態を保たねばならない。余裕はない。...
View Article(50h)ルー・ドナルドソン(as)
Lou Donaldson(1926-,alto sax)。もうこの辺になってくるとルーさんのファン以外ではニッチなソウル・ジャズ愛好家しか(それと、ブルーノート・レーベルのコレクター)しか聴かないアルバムになってくる。 Good...
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