Quantcast
Channel: 人生は野菜スープ(または毎晩午前0時更新の男)
Browsing all 3141 articles
Browse latest View live

Image may be NSFW.
Clik here to view.

偽ムーミン谷のレストラン(74)

フローレンが戻ってくるとテーブルはかなり入り乱れており、特に子供がこんなにいたっけとミムラとミイのテーブルを向けば数人の兄弟姉妹しかいないのを見ると、正体不明のガキどもはミムラ族からはぐれたに違いない。長女で母親代わりのミムラと、とにかく小さく年中キーキーうるさいミイを除けば30人を越す彼らミムラ族の兄弟姉妹は性別年齢すら識別不可能で、状況的にミムラとミイがいなければミムラ族の子供とすらわかりません...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

アメリカ喜劇映画の起源(17)マルクス兄弟5

シナリオも書かない、監督もしないマルクス兄弟がなぜ驚異的な一貫性を一ダースほどの主演映画で保ち続け得たのかは、存在感だけで抱腹絶倒の極端に非現実的なキャラクターを映画デビュー以前からすでに確立しており、シナリオライターや監督が変ってもマルクス兄弟のキャラクターは変らなかったからです。三人の比重は同等とはいえクレジットではグルーチョ・ハーポ・チコの順で実年齢とは逆でしたが、あまりにデフォルメされたキャ...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

偽ムーミン谷のレストラン(75)

どうしたんだい、フローレン、と偽ムーミンはびくびくもので向き直りました。ずいぶん顔がこわいよ、と言いながら偽ムーミンは思考を高速回転させていました。何か本物のムーミンらしいことを言わなければならない。それは本物のムーミンには必ずしも思いつかないとしても、当面の相手がムーミンから期待しているような応答になる。そこでおそらく望まれているムーミン像は、・基本的に天然無垢・だいたいは的外れ・ときどき図星を突...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

アメリカ喜劇映画の起源(18)マルクス兄弟6

マルクス兄弟映画全13作をほぼ客観的に採点してみましょう。これは今日の観客にとっての衝撃度を基準としており、当時の興行収益は評価に加算しておりません。1~5はパラマウント社作品で画像中、6~11はM.G.M.社作品で8を除き、独立プロからの12を加えて画像下のボックスセットに各々収録されています。8は兄弟の本来のレパートリーではない舞台劇の映画化、13はハーポ主演でチコの見せ場が少々、グルーチョはイ...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

偽ムーミン谷のレストラン(76)

その頃ムーミンは全身拘束具を架せられ手も足も出ない状況にありました。幸い横たわった姿勢で、四肢もなんとか伸ばせますので、拘束というよりは一種のサナギに包まれているような状態です。たぶんこれがナンバーキーなんだろうな、という数字の文字盤が手の触れる位置にありました。ムーミンは四桁を目安に何度か数字を入力し、エンターキーと思われるものを押してみましたが、見えないので仮に0から9の数字が回転式の表面に刻印...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

アンドレ・ジッド(22)総合文人としてのジッド1

まずは、アンドレ・ジッド(1869~1951)の小説以外の著作年表を再掲載します。年表だけでも興味深いものです。 1891年(22歳)『ブルターニュの旅より』紀行 1898年(29歳)『フィロクテテス』戯曲 1901年(32歳)『カンドオル王』戯曲 1903年(34歳)『サユウル』戯曲、『プレテクスト』文学論集 1905年(36歳)『ワイルド論』『エレディア論』...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

偽ムーミン谷のレストラン(77)

これはいったいどういうことか、と平静を装いつつ、偽ムーミンはムーミンからのフィードバックを期待しましたが、精神交換して情報は同期していても思考まで読めるわけではないのです。変だよフローレン、と偽ムーミンはなんとか間抜けな笑顔を浮かべ、きみまで様子がおかしいよ、と、言ってしまってから冷や汗が滲みました。どんなことであれフローレンを余計に刺戟しないに越したことはありませんが、口にしてしまったからにはもう...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

近況など1・餃子編

今日は気が乗らないので適当な作文を書いてお茶を濁すつもりだ。煙に巻くつもりはない。たぶん同じような意味の慣用表現は世界各国の言語にあり、日本語のこれなどは直訳しても意味は通じると思うが、1930年代のアメリカ映画を観ていたら日本語字幕「八百長するか?」が音声ではジャック・デンプシーズ・ウェイ?、別の映画では早朝の電話に起されて「電話なんかなきゃいいんだ」が音声ではドン・アメチズ・なんとか(ともに不確...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

近況など2・焼きうどん編

こんな垂れ流しでブログを埋めるのもなるべく手軽に筆の進む題材で済ませたいからで、今レギュラー記事で連載にしているものはそこそこ時間がかかる。同じ1000文字でも楽々進めば推敲を含めて一時間で片づくが、考え考え書くと二時間かかる時もあれば三時間に及ぶ時もある。だいたい筆が乗っているほど推敲する必要のない文章になる。なかなか書き進まない文章は流れが悪いので、推敲にも当然手間がかかる。それに「ムーミン谷」...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

時間かせぎ1・即席ちゃんぽん編

時間かせぎなのは本人も認めている。おととい『総合文人としてのジッド』というのをまず著作年表だけ掲載したが、主題はタイトル通りだとして話をどこから始めるか、だいたい内容なんて始め方で決まってくるものだ。それを思いつかないままで年表から始めてしまったから、こりゃ下手すると全著作の個別解説しないと済まないかもしれないぞ、と方針が定まらないと続きが書けない。とりあえず新潮社版の全集と日記、その他全集未収録作...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

時間かせぎ2・精米自販機編

今日(木曜)は午前中に市役所の福祉課と障碍福祉課で福祉手続き、一旦帰宅して内科へ受診しに、午後はメンタル・クリニックから訪問看護の精神保健福士師コイケさん来訪と、なんだか予定を圧縮したような日になった。市役所での手続きは月の中旬に予定していたのだが、それでは不都合が生じる可能性が出てきたのだ。具体的には、昨日は歯科の予約日だったのだが、行ったら断られて追い返されてしまった。それは生活保護受給者で生保...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

ヤキトリ屋こーちゃんの変貌

今年二月の大雪の日にもヤキトリ屋こーちゃんはけなげに営業していたわけはなく、けなげに風雪に耐えていたのは看板だけで、いつの間にやらついに臨時休業の張り紙をするのも面倒くさくなってしまったらしい(以前は貼っていた)。開けている時は営業中、閉まっていたら休業中というローカル・ルールができたのだろう。基本火曜定休、営業時間午後四時~九時というのもあって無きがごとしになっていたに違いない。そしていつの間にか...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

いかれた携帯電池パック

一昨日に携帯電話、いわゆるフィーチャーフォンまたはガラケーの調子が夏場から具合悪いという記事を載せた。パソコンも固定電話もないので携帯電話だけが頼りだからこれは困る。症状はこんな感じ。・待機充電していると暫くして電源が落ちる。・充電完了の表示になっても少しサイト接続、ひどい時は短文メールを一通書いて送信するだけで、充電満了から一気に電池残量が底をつく。・充電満了の状態で電源を切り、就寝・起床して電源...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

世界政府?

横画像にすると小さくなってしまうので縦長に載せているが、実はこれはA4サイズのフライヤー(笑)を半分に折ってある。ちょうど紙面が上下で分かれており、下半分を載せると特定の団体名がわかってしまうからだ。これはその団体自体への疑問や不審ではなく、この文面から読み取れるメッセージのみを問題にしてみたい、というよりひまつぶしの楽しみにあれこれもてあそんでみたい。つまり真面目な意見を書こうという気は最初からな...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

スパゲッティの茹で時間

上はたらこスパゲッティ、下はツナスパゲッティだが粉チーズをたっぷりふりかけ切り海苔をまぶしてあるのでほとんど違いがわからない。味の方は上がバターで、下はツナ缶のサラダ油にしょうゆなので、たらことツナフレークの違いはもちろんとして、はっきり違う。たらこの方がうまい。でも毎食同じだと飽きてくるので変えているのだ。筆者みたいに三食自炊だとおかずはありあわせの生鮮食品、つまり肉・野菜類を組み合わせて効率良く...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

Magma/Bobino 1981

1971年のデビュー以来今でも現役第一線のマグマはフランスの四大、または三大ロックバンドに数えられるが、ゴング、カトリーヌ・リベロ+アルプ、アンジュのどれとも同じく英語圏のロックとはまったく異なる音楽をやっている。この四大バンドにも音楽的な共通点はほとんどないが、唯一言えるのはヴォーカルの比重がとても高いことで、フランスでは英語で歌うバンドは少ない。イタリアもそうだがフランスほどではない。ドイツでは...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

Killing Joke/John Peel Sessions 1979-1983

キリング・ジョークがイギリスBBCラジオ第1放送の名物音楽番組「ジョン・ピール・ショー」に残した音源は五回分ある。まず最初はプロデビュー以前のもの。 [John Peel Session:79.10.27]Pssyche,Wardance,Nuclear Boy,Malicious...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

誰~れだっ?

えびにゃん?某サ○リオのキャラクターを連想させる後ろ姿だが…。 (正体は次回で)

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

Wire on the Box:1979

ワイヤーのデビュー・アルバム『ピンク・フラッグ』(画像下)は1977年12月にリリースされた。ダムドのデビュー・アルバム『地獄に堕ちた野郎ども』が77年2月、ストラングラーズとクラッシュのデビュー・アルバムが4月の同日、5月にはジャムのデビュー・アルバム、真打ちセックス・ピストルズの『勝手にしやがれ』が11月でスージー&ザ・バンシーズのデビュー・アルバムが78年8月だから、ワイヤーはオリジナル・パン...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

Amon Duul II-Phallus Dei '69

何を隠そう筆者が初めて買った英語圏以外のロックはこれだった。カン、クラフトワーク、タンジェリン・ドリーム、アシュラ、アフロディテス・チャイルド=ヴァンゲリスくらいは知ってはいたがインターナショナルなロックバンドという認識だったし、歌詞も英語かインスト曲だった。ABBAやハノイ・ロックスも世界進出した英語バンドだし、イージービーツやAC/DCなどのオーストラリアのバンドやハート、ラッシュら英語圏カナダ...

View Article
Browsing all 3141 articles
Browse latest View live


<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>