JAPANの日本編集盤
今日は軽い話題。ジャパン初期作品の日本独自ベストCDは94年/98年/02年の3点がある(画像上中下)。どれも17曲70分台の徳用盤。この時代は五人組が正しい。選曲の微妙な違いに注目。〈BEST SELECTION〉...
View Articleアル中病棟の思い出34
・3月20日(土)晴れ「日直という義務感で七時にスカッと起きる。まずデイルームの流し下の環境タオル(注1)の交換を七時半までに。朝食では布巾を各テーブルに配らなければならないが、ヘルパーさんが先に配っていてくれたので全テーブルを拭く。八時半までにトイレの洗面台の拭き掃除を使用済み雑巾で済ませ、四台ある洗面台の脇にそれぞれ置いてある雑巾を交換。案外あっさり済んだ。九時40分からの朝の会では、抗酒剤(注...
View Articleオールタイムベストアルバム500(101~120位)
前回でローリング・ストーン誌のオールタイムベストアルバム500もベスト100までをご紹介した。この連載では分量面から20位ごとに区切って掲載しているが、偶然とはいえ見事に支離滅裂な回もあればいかにもロックの正道でまとまる回もあり、81位~100位などは計算したかのようにロックに収束するアメリカ大衆音楽(むしろ商業音楽と言うべきか)のサンプルを並べたかのようだった。ただしそこに真の音楽的感動があるかと...
View ArticleJAPAN〈アセンブラージュ〉
JAPANは本国イギリスでは当初まったく認められず、レコード契約もドイツのアリオラ・ハンザというマイナー・レーベルだった。アルバム第三作「クワイエット・ライフ」79がようやく本国でもチャート・イン、翌80年にメジャーのヴァージンに移籍してからは一躍本国でも人気バンドになるが(それまでは日本でのみ大人気という不思議な存在だった)、バンドはすでに円熟期を迎えており、アルバム二作を残して解散する(解散後に...
View Articleオールタイムベストアルバム500(121~140位)
「ローリング・ストーン」誌のオールタイムベストアルバム500選も前回までで120枚に達したわけだが、上位から下るにつれだんだん本音が出てきたように感じる。たとえばベスト60くらいまでは教養としてこのくらいは聴いておきなさい、という教育的意義から選ばれたアルバムもかなりあったと思われ、どれも歴史的名盤には違いないのだが、おれはこれが好きなんだよー、思い出があって忘れられないんだよー、といった熱い気持は...
View ArticleJAPAN〈エクソサイジング・ゴウスツ〉
JAPANは未だに根強いファンを世界各国に持つが(特に日本)、活動中のアルバムはアリオラ・ハンザ時代に「果てしなき反抗」78、「苦悩の旋律」78、「クワイエット・ライフ」79の三枚。ヴァージン移籍後には「孤独な影」80、「錻力の太鼓」81の二枚を制作し、82年に解散ツアーを行い解散後にライヴ盤「オイル・オン・キャンバス」が発表された。84年にデイヴィッド・シルヴィアンのソロ活動開始と併せてバンド自身...
View Articleオールタイムベストアルバム500(141~160位)
この「ローリング・ストーン」誌のオールタイムベストアルバム500を20枚(作)ごとに区切って掲載しているのは単にブログ記事の文字数制限から便宜的に行っているだけだが、以前も触れたようにバランスよくまとまっている20枚になる時もあれば妙に偏っている20枚の時もあり(前回は前半主流ロック、後半ブラック・ファンクで真っ二つに割れていた)、何にしても言えるのは強力な主張が背後に感じられることで、日米共に「音...
View ArticleJAPAN〈BEST SELECTION 〉
JAPANはアナログ盤時代のアーティストだから、CD化には権利の更新が必要だった。アリオラ・ハンザ時代のマネージャーは中期ヤードバーズ、初期マーク・ボランのマネージメントで悪名高いサイモン・ネピア=ベルで、メンバー自身が嫌う初期二枚は事務所の先輩の無名歌手のプロデュースでもあり権利関係が複雑と推測される。「クワイエット・ライフ」以降は外部プロデューサーのジョン・パンターか、その御用達エンジニアのステ...
View Articleクリスマスの物語『水晶』(再録)
著名な作品だがクリスマス・ストーリーの名作とは語られないドイツ文学の古典に、アーダルベルト・シュティフター『水晶』短篇集「石さまざま」1853収録―がある。作者シュティフター(1805-1868)はボヘミア生まれのオーストリア作家。実家は農園、35歳までは家庭教師をしながら画家を志していたが、書きためていた習作が認められ「習作集」全5巻を刊行、鮮烈なデビューを飾る。シュティフターの思想的転機は184...
View Articleオールタイムベストアルバム500(161~180位)
アメリカでもっとも権威ある(らしい)ロック雑誌「ローリング・ストーン」誌選出「オールタイムベストアルバム500」、今回は161位~の20枚をご紹介する。まず注釈抜きにリストをご覧いただきたい。 161.ドック・オブ・ザ・ベイ(オーティス・レディング) 162.O.K.コンピューター(レディオヘッド) 163.1999(プリンス) 164.悪いあなた(リンダ・ロンシュタット)...
View ArticleJAPAN〈JAPAN・ベスト〉
94年にリリースされた、日本独自のベスト・アルバム〈BEST SELECTIN〉の翌年には本国選曲版のアリオラ・ハンザ時代のベスト・アルバム〈アセンブラージュ〉に、〈BEST...
View Articleメリー・クリスマス2013
働けないほどの精神障害者で生活保護を受けて療養中の人間だって、クリスマスのロースト・チキンくらい食べたっていいだろう。本当はオーヴンがあれば、生のチキンレッグを買ってきて自分で下味をつけて、市販のお惣菜のロースト・チキンよりももっとおいしいロースト・チキンを料理できる。でも一人暮しでオーヴンを使うことなど滅多にないのでうちにはオーヴンはないから、画像に掲載したのはお惣菜で買ってきたロースト・チキンだ...
View Articleオールタイムベストアルバム500(181~200位)
このオールタイムベストアルバム500リストはあくまでもアメリカのロック雑誌「ローリング・ストーン」という価値観の共同体による選出、ということを年頭に置いていただきたい。それで前回区切った161~180位のような、名作はずらりと並ぶが連続して聴くとパンチドランカー症状でも起こしそうな気持の悪いリストが生じたりもした。上位リストから下るにつれアンケート参加者の本音が徐々に現れてきているのは確かだろう。そ...
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