JAPAN〈ベスト・オブ・JAPAN〉
契約更新ごとに編まれたアリオラ・ハンザ時代のベスト・アルバムの中で、今のところ、これが最後になったのが、今回ご紹介するCDになる。これまで94年、98年と発売されてきたベスト盤にも『セカンド・ザット・エモーション』『ヨーロピアン・サン』『ライフ・イン・トーキョー』の、アリオラ・ハンザ時代を代表するアルバム未収録シングル曲は必ず収められてきたが(シングルB面用インスト曲『ステイト・ライン』、フル・アル...
View Articleオールタイムベストアルバム500(201~220位)
「ローリング・ストーン」誌選定のオールタイムベストアルバム500も200位台になると、もうなにが出てもおかしくないというか、いわゆる「落ち穂拾い」的になってくる。定番的な名作はあらかた出たし、ついでにこれも入れておこう、というような、またはこれまでのベスト200とどれを差し替えてもいいような、一種のストック品揃えのようになっている。ベスト200まででもよかったが、もっと欲を出して無理矢理拡張した観も...
View ArticleJAPAN〈ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・JAPAN〉
現在のところワールドワイド・リリースのJAPANの最新ベスト・アルバムは、後期JAPANの所属したヴァージン・レーベルの配給元である本国イギリスのEMIレコード社直々に編集された「ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・JAPAN」になる。収録曲は全15曲(正確には彼らの本国での最大ヒット、『ゴウスツ』がシングル・ヴァージョンとアルバム・ヴァージョンの両方を収めるため14曲・15テイク)、うち5曲がアリオラ・ハ...
View Articleアル中病棟の思い出46
今回は一旦、入院日記を中断して、おそらく大多数の人がまず疑問に思うだろう「アルコール依存症の入院治療とは具体的になにが行われるのか」を簡単にまとめておきたい。そうは言っても筆者はアルコール依存症については入院歴一回、当然その時入院した病院で受けた治療方法しか体験していない。だが国内ではアルコール依存症の入院治療プログラムはほぼ確立されており、おおむねどこの病院でも基本的には以下に略述するような内容を...
View Article(その瞳は太陽に似ず…)
ひさびさに文学関係の読み物で年末を締めたい。ごくありふれた慣習だが、詩を語ることを古来「清談」と言う。そんな感じで行けたら嬉しい。※ソネット130(その瞳は太陽に似ず…)ぼくの女、その瞳は少しも太陽に似ておらず唇でさえ珊瑚の赤さにはかなわない雪の白さに較べれば胸の色は闇髪を針金だとすれば黒い針金をはやしている。赤と白の精妙な色まじりの薔薇を見たことがあるが彼女の頬にはそんなに立派なものはないぼくの恋...
View Article(もしきみを夏の一日に喩えても…)
皆さま、あけましておめでとうございます。※ソネット18(もしきみを夏の一日に喩えても…)もしきみを夏の一日に喩えたとしてもきみはさらに美しくまた優しい粗野な風は五月のつぼみを散らしそのうえ夏はあまりにも短い。照りつける陽の熱気はつらく時には黄金の天も雲が遮断するどんな美も美ではなくなる時がきて偶然と自然の推移に美はそこなわれる。だがきみの夏には終わりがなくきみの美も決して褪せることはないこの詩のなか...
View Articleオールタイムベストアルバム500(241~260位)
新年とともにこの「ローリング・ストーン誌の選んだオールタイムベストアルバム500!」のご紹介はちょうど折り返し点というべき241~260位の20枚にさしかかる。とりあえずリストをご覧ください。 241.黒い安息日(ブラック・サバス) 242.ザ・ジェリー・リー・ルイス・アンソロジー 243.フリーク・アウト!(フランク・ザッパ&ザ・マザーズ・オブ・インヴェンション)...
View Articleアル中病棟の思い出47
前回は年末最後でもあり、まとめとまだまだ続く入院日記の全体的な解説を兼ねて、アルコール依存症の入院治療の概略を記しておこうとしたのだがうまくいかなかった。現実にアルコール依存症の治療プログラムというものは実施されているのだが、成果を上げているかというと再発率が九割を越す、という程度の効果しかない治療プログラムを略述してもおそらく参考になるところは少ないだろうと思え(説明を受けた入院前の筆者もそうだっ...
View Article追悼・大瀧詠一
2013年は山口冨士夫とルー・リードという日米の重鎮の逝去が惜しまれた。そう思っていたら、さて今夜の紅白は、と大晦日の夕方、携帯でNHKのサイトを開くと17時25分の最新ニュースで、「ミュージシャン大瀧詠一さん死去」という見出しが飛び込んできた。本文はごく短く、「A LONG...
View Articleオールタイムベストアルバム500(261~280位)
さて、リストもようやく後半になった。「ローリング・ストーン」誌の選ぶオールタイムベストアルバムの261~280位をご紹介する。 261.トレイシー・チャップマン 262.ワーキングマンズ・デッド(グレイトフル・デッド) 263.ザ・ジニアス・オブ・レイ・チャールズ 264.子供は人類の父である(ブラッド・スウェット・&・ティアーズ)...
View Articleオールタイムベストアルバム500(281~300位)
「ローリング・ストーン」誌の選んだオールタイムベストアルバム500も今回ご紹介する20枚でベスト300に達する。実はこのリストはサイト上から直接コピー→ペーストしたものではなく(このブログは携帯電話で作成している)いちいち携帯でリストを入力している。しかも原文は英語だからアルバム名もアーティスト名も日本語表記(邦題)もいちいち調べなければならない。マドンナの「ザ・イマキュレート・コレクション」の邦題...
View Article新年の差し入れ
差し入れ、ありがとうございます。お菓子とても嬉しいです。 DVDはのんびり楽しみにするとして、まずは食事してブログ片付けちゃうことにします。朝からまだ、服薬してカフェオレ飲んだだけだから(笑)。では。 (私信より転載)
View Articleオールタイムベストアルバム500(301~325位)
前回で、この「ローリング・ストーン」誌選出のオールタイムベストアルバム500も301位以降は50枚ごとにする、と予告した。名盤揃いだし順位を論じたらきりがない、ならば後は紹介だけで、と思ったのだ。だが一回50枚は制限文字数に入らないとわかった。残り200枚をきれいに割るには40枚×五回でもまだ多い。仕方なく無理ない均等分割というと25枚しかない。今回を含めてまだ八回も残っているのだ。では、続きをご紹...
View Article新春Q&Aコーナー
ペーター・ブレッツマンの「Machine Gun」にはオリジナル通りの復刻(画像1)とアルバム未収録曲とノーカット・ヴァージョンを収めた「The Complete Machine Gun...
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