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Channel: 人生は野菜スープ(または毎晩午前0時更新の男)
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頭の中の映画10/フェリーニ、アントニオーニ

フェリーニはロッセリーニやデ・シーカ、ヴィスコンティら先輩監督たちを追い抜いて国際的な名声を獲得した人で、北欧映画におけるベルイマン、日本映画における黒澤明と似た立ち位置を第二次大戦後の映画界に占めました。黒澤には木下恵介、ベルイマンにはおそらくワイダやムンク、スコリモフスキらのポーランド映画勢が脅威だったと思われます。ベルイマンがブルジョワ映画の到達点であるように、戦後ポーランド映画もコミュニズム...

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また性懲りもなく

またこんなのが来た。いじましいというか、こんな卑小な詐欺を仕掛けてきて情けないとは思わないのだろうかとうんざりするが、不馴れな人には実害が発生しているのも確からしい。内容も典型的な手口なので、この種のメールは一切黙殺することをお勧めする。なお送信元アドレス、本文中の人名・住所・電話番号などはそのまま掲載した。受取人である当方には公開の権利はあるからだ。ご参考になれば幸いです。...

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偽ムーミン谷のレストラン(31)

第四章。実は私も同じ疑問を持っていたのだ、とムーミンパパは言いました。それがいつからのことかは憶えていないが、他人と話題にしたこともある。だが確証をつかんだのは一度もないのだ、とムーミンパパは頭をかかえました。しかしこれではあまりに話が飛ぶので、もう少しこれまでの会話をさかのぼってみましょう。・五分前食事マナーの悪さを始め、日頃の礼儀作法までムーミンママと偽ムーミンに責められるに及んでは、ムーミンパ...

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アル中病棟入院記220

(人名はすべて仮名です)・5月12日(火)小雨のち晴れ...

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アンドレ・ジッド(8)ジッドの日記とジャンル意識

それまでの創作をアンドレ・ジッド(1869~1951)が詩的散文、レシ(物語)、ソチ(風刺的作品)に分類したのは、1926年『贋金つかい』とその創作日記『贋金つかいの日記』の刊行に際してでした。ジッド生涯の大著は『ジッドの日記』で、明らかに全編の没後公刊を意図して書かれ、生前から抜粋刊行がされていたものです。永井荷風の『断腸亭日常』は独身主義者だった荷風だからこそ可能だった日記で、荷風の全貌は小説や...

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偽ムーミン谷のレストラン(32)

最初、人びとはスナフキンの存在に気がつきませんでした。あるいは、気がつかないふりをしていました。気づくとはすなわちその存在を認めることであり、認めてしまえばそれは間違いだ、認識の違いだと言ってもあとの祭りです。ですが認識の違いにも種類はあり、たとえばカップルの一方が関係に倦怠を感じて商売女、あるいはホストに入れ上げた場合、・この浮気者!と責めるのと、・本気じゃないからm*_mと詫びるのは同一事件をめ...

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アル中病棟入院記221

(人名はすべて仮名です)・5月12日(火)小雨のち晴れ...

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アート・ペッパー「ザ・トリップ」

[Art Pepper Quartet-The...

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偽ムーミン谷のレストラン(33)

ホッピーで乾杯というのも間が抜けておるが仕方があるまい。しかしジョッキとはすまんな。容器自体に重みがあるから利き腕で持たんとつらかろう。それはあっしも気づきませんでした。でも瓶のホッピーなぞありますかね?だいたいホッピー自体、他人が飲むのを見たことはあるが自分じゃまず飲みませんですからね。私もだ。ひょっとしたら私はこれが記念すべき初ホッピーかもしれんぞ。記念するようなことかはわかりませんが、たぶんあ...

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偽ムーミン谷のレストラン(34)

これはなんだろう、たぶん誰でも立ち寄っていい種類の祝賀会、おそらく立食パーティが催されているに違いない。そう確信したスナフキンは、中からにぎやかな人声が聞えてくる建物の開け放したドアから玄関をくぐりました。最後の食事にありついたのはいつのことだったか、もう思い出せなくなっています。食事をとらない生き物は徐々に衰弱していきますが、食事をとらないトロールはさまざまな変化をきたします。これには種族差もあれ...

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アル中病棟入院記222

(人名はすべて仮名です)・5月12日(火)小雨のち晴れ...

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「フィル・ウッズ&ヨーロピアン・リズム・マシーン」

[Phil Woods and His European Rhythm Machine-And When We Are...

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偽ムーミン谷のレストラン(35)

・卑怯もの!とフローレンはいつもより低く、ですがレストランのすみずみまで響きわたる声で罵りました。それは普段の彼女を知るなら唖然とするような豹変ぶりで、居丈高ではないだけ冷酷に真実を突いた鋭さを感じさせました。それは決して彼女が口にしたことのない言葉でした。卑怯もの?なんのことか、ぼくにはちっともわからないよ、と稚拙な受け答えをしたのはムーミンです。フローレンとは対照的に、とぼけてみせるムーミンはい...

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偽ムーミン谷のレストラン(36)

せっかくの夕べなのであえて話題にはしなかったが、とヘムレンさん。アレをいわゆる黒歴史と言うのだろうな。ここまで言えばきみには通じると思うが。ああ、アレかね、とジャコウネズミ博士。おたがいアレには悩まされたものだ。私もムーミン谷の紀元までは精通してはいないし、文献によると1917年という解明されていない年号や、それ以前にはレーニンという伝説がどうも視察に来た様子があり、このレーニンとはどうも1917年...

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アル中病棟入院記223

(人名はすべて仮名です)・5月13日(火)晴れ「アラン・シリトー死去、享年82歳というのは先月26日の切り抜きだ。朝一番に小川看護婦に声をかけられ(この人は優しい)、第三病棟のナースステーションに採血されに行く。部屋に戻り、AA参加外出の時に買ったマルカム・ラウリー『火山の下』の解説を読み返すが、こんな話だったっけ?旧い翻訳で読んだのは大江健三郎の『「雨の木」を聴く女たち』でしきりに言及されていたか...

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文学史知ったかぶり(16)

熟成した自然主義小説『シスター・キャリー』1900でデビューしたセオドア・ドライサーがようやく認められたのは第三作『巨人』1914からで、ゾラや藤村が自国で自然主義小説の時代を築いたようにはいかず、ドライサーはアメリカでは孤立した存在でした。ドライサーと同時代のアメリカ小説はエレン・グラスゴー、ウィラ・キャザー、またイーディス・ウォートンら女流作家の穏当な作品が好評を得ていたのです。アメリカに自然主...

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偽ムーミン谷のレストラン(37)

ここはレストランなのだということは、看板の文字が読めないスナフキンでもマークで気づいていましたし(宿屋は)、漠然とパーティの余興に田舎芝居でもやっているんだな…と思いながらムーミンとフローレンのやり取りを客席から離れた壁にもたれて見ていましたが、それは椅子にかけていたら見えないスナフキンの膝に誰かが座るかもしれないからでした。そうすればきっと座った誰かは、スナフキンの存在を押し除けて腰をおろしてしま...

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アル中病棟入院記224

(人名はすべて仮名です)・5月13日(火)晴れ...

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文学史知ったかぶり(17)

セオドア・ドライサー『巨人』1914と『アメリカの悲劇』1925、国際的ベストセラーになったシンクレア・ルイス『本町通り』1920と『バビット』1922、シャーウッド・アンダソン『ワインズバーク・オハイオ』1919と『貧乏白人』1920はクレイン、ノリス、ロンドンの初期自然主義小説とは面目を一新した本格的なリアリズム作品でしたが、それはクレインらの自然主義はこれまでにない実験でしたが、ドライサーらは...

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偽ムーミン谷のレストラン(38)

どこまで話したっけ?そうだ、この本についてだ。私も面食らったさ。だが私がAmazonや楽天で検索してみても、ムーミン谷レストランの歴史なんて本の出品はない。つまりムーミン谷立図書館にこれが一冊あるだけなのかもしれん。だとすれば、この本の著者は外部の好事家ではなく、われわれの谷の住民なのはほぼ確実だろう。お兄さまはときどき難しい言葉をお使いになるわね。外部の何ですって?こうずか、好事家だよ。物好きのこ...

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