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Channel: 人生は野菜スープ(または毎晩午前0時更新の男)
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豚モツ野菜炒め

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早朝覚醒してしまった。まだ三時間も眠っていない。午前四時。そういう名前のバンドもいた。1980年、その年の春から秋にかけて半年間だけ活動していた東京ローカルのパンク・バンドで、凄いらしいと噂になり始めてきた時にはもう消滅していた。ギターの川田良だけが実力者として音楽シーンに残り、ヴォーカリストに至っては消息すら不明になった。翌年秋に、インディーズ(当時は自主制作レーベルと呼んだ)から観客のライヴ・テープを音源にしたミニ・アルバムが出た。内容はとんでもないものだった。日本のロックでは村八分の「ライヴ!」やサンハウスの「有頂天」、まだリリースされてはいなかったが、裸のラリーズの「Live77」と組んで一歩も譲らない、「ジャックスの世界」や「頭脳警察セカンド」にも太刀打ちできる大傑作だった。早速自分たちのバンドで全曲コピーして…と言っても午前四時の曲は自由度が高いものだったから三分で締めることもできれば10分近くにも引き延ばせるものだったから好き放題に演奏していた。当時は高校生バンドのギタリストだったが、午前四時をバンドのレパートリーにしたのが後々アルトサックスでジャズ・バンド(素人だが)を演る役に立つとは思わなかった。
午前四時の曲は、

http://m.youtube.com/watch?v=FR3_lFjf3AQ

これ一曲でわかる。イントロのスネアのロールは、これに匹敵する一打はエリック・ドルフィーの「ラスト・デイト」の一曲目まで出会わなかった。だからロックのギターなんかやめて、アルトサックスを吹くことにしたのだ。

さて、こんな時間に起きたら食事でもして寝直すしかない。この木曜はなんの予定もない。一人暮らしの自炊生活だから料理は簡単なものを作る。これにワカメの味噌汁で、冷やご飯を電子レンジで温めて朝食にする。二度寝するための朝食なんて妙なものだが、病気療養生活が唯一の仕事だ。こうしてブログ作文なんかしているのも療養の一環、簡便な作業療法でしかないのだから。

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