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Channel: 人生は野菜スープ(または毎晩午前0時更新の男)
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通院日記・9月10日(火)曇り

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今日の通院は歯科で、義歯の型取りを受けてきた。ぼくの行きつけの歯科はガキの頃から(妻や娘たちの付き添いも含めて)腕前も対応も最高で、一人暮らしで郷里に戻り医療は最良の環境に恵まれている-大学生時代から暮した登戸~向ヶ丘遊園(多摩区宿河原)が懐かしくないかと言えば嘘になるが。郷里にも相模川が流れているがそれは子供の頃の思い出で、ぼくの青年時代からの思い出は多摩川にある。

昨夜の記事で「ジャズの巨人たち」シリーズは完結した。50人+補足20人、とキリのいい数字になったし、昨年11月1日から始めて先週に一度休んだだけで毎日連載、通算313回も書いたのだ。まだ取り上げる、もしくは全作品の解説をしたいジャズマンはいるが、さすがに10か月以上も毎日ジャズについて書いてくると食傷気味になってきた。

毎日1000文字・2本更新自体は一昨年の9月から続けている。それまでは1日1本の更新にとどめていた。ぼくの記事は長文だし、不定期更新すると頻繁であれ寡黙であれ読者が惑う(もちろん誰もが好きなように書けばいいが、ぼくは雑誌ライターだったから分量と頻度を重視する)。
一昨年の8月に盲腸炎で二週間入院してきて、どうせぼくは毎日2~3本ペースで書いているのだからストイシズムはかなぐり捨てることにした。時刻は日付が変わる深夜零時がいい。そうすれば前日の訪問件数も記録できる。毎晩2本で、貯まった記事は捨てるかその分休む。当時30人前後だった訪問件数が、二年間で約三倍になった。

実は土曜晩はジャズ記事が間に合わず、日曜も疲労でずっと寝ていて、記事2本を三時間で書き上げる破目になった。400字詰原稿用紙5枚分を推敲込みで三時間だから、プロ時代なら時給一万円かあ(ライター時代の月収は80万円前後だった)、と書いているものの質は大差ないのに変な気分になる。
質はともかく、題材や媒体で値段が決まるようなものだ。日曜晩(月曜)の題材はジャズ記事は続きとして、制限時間内に書き上げられるもの、と「60年代のアメリカ小説」(序)という題目にしたら本当に序だけで1000文字に達してしまった。あれではなぜ60年代アメリカ小説なのか、という説明になっていない。しかも別に「二十世紀の十大小説」というシリーズをやっているのを忘れていた。どちらも落とし前はつけます。音楽記事も、ね。

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