通院日記・9月5日(木)雨のち曇り

今日は悪天候の中を裕に合計二時間は歩いた。平均的な歩行速度は一時間あたり四キロと言うが、天候が悪かったので距離はもっと短いだろう。
ぼくなど遠出の歩行すらメンタル刺激になると言われているので気をつけなければならないが、今日はまだ台風の気配が漂うなかを人並みに七時前には起き出して、生活保護費の受給日だから各種公共料金と買い物リストを再確認して一覧表にまとめ、しかも例外的なことだが、血液検査の関係(メンタル・クリニックからの薬物成分血中濃度検査依頼)で内科の予約日(時間帯は自由)でもあり、市役所の障害福祉課に自立支援医療証(障害者のための追加医療保健証)の更新手続きに行く用事まであった。

こんな悪天候の日こそ福祉タクシー券を利用すべきだが、あいにく今年度の前半は障害者手帳の更新、等級変更申請(通らなかったが)、賃貸住宅の契約更新と市役所への往復が相次いだ。市役所までは徒歩30分まではないが、山あり谷ありの地形で疲れるのだ。毎回往復に使っていては12か月分をすぐに使い切るのでいつも片道だけにしてきたが、今日使うと後々が苦しくなる。幸い雨も、小雨程度になってきた。

口座に受給金が入金されるのは朝九時で、稀に数分早い時がある。この銀行の口座からの公共料金引き落とし額を残して別の銀行や郵便貯金に引き落とし額を入金し、娘たちへの来春の進級祝いを貯金用の銀行に積み立てる。慎重に正確な金銭管理をしないと後で困ることになる。

内科では体重が順調に減っていた。66.2kg。一年前は75kgまで太ったのだから体も軽く感じる。T170だから健康な範囲に近づいてきたと見ていいだろう。
「今日はいつもより多く採りますよー」とぼくより二歳若い採血担当の看護婦さんが(採血しながら歳の話になったことがあるのだ)にこにこしながら、「メンタルさんの分もありますからねー」

それから市役所まで歩き、お米の自販機で五キロ1500円の格安米を買い、さらに買い物して帰った。眠気に襲われもせず、食事も自炊してきちんと摂った。
等級変更申請の時診断書代を貸してくれた人がいて、結局診断書代は福祉課から支給されたので長女への誕生日プレゼント代にさせてもらうことになったが、こないだの日曜で長女も誕生日を迎えたので、約束どおりその人にも今日中に返済することができた。肩の荷がひとつ降りた。