わーったわ、とミムラねえさんは妥協案を思いつきました。35人の兄弟姉妹全員が同じテーブルで食べる以上、みんながてんでバラバラの料理を注文するというのは面倒なばかりか注文、または受注ミスのリスクすらともないかねません。誰しも公けの場でのトラブルは避けたいものです。そうでしょ?うん。
ではこうしましょう、料理は二通り、ひとつは男料理コースね。もうひとつはとうぜん女料理コースとします。でも男だから男料理、女だから女料理を押しつけるのじゃないのよ。これからウェイターさんを呼んで食前の飲み物から食後のデザートまで…
飲み物とデザートだけ?と弟ミムル。ブー(全員)!
ンなわけないでしょ。もちろんスープに前菜、メインディッシュ、とひととおり見つくろってもらうのよ。そしたら男料理コースにするか、女料理コースにするかは料理次第で選んでくれればいいわ。
反対、と弟のミムロ。そうだ、と付和雷同のエールがあがりました。
あのねえ、男だから男料理コース、女だから女料理コースを食べるのではないのよ。そういうことよねミムラねえさん?
そう、ミムリの説明の通りよ。男料理と女料理はただの呼び方で、みんなはどちらを選んでもいいの。
反対、とミムロは言いました。何でも反対!
ひとりでも反対なら尊重しないわけはいかないわね、とミムリ。では男料理と女料理を頼んで自由に選ぶのにしたくない人は?
反対!とミムロ。
これで全員同意ね。ウェイターを呼びましょう。
そうですねえ、男料理にはエスキモーのフォアグラソテー、女料理には魚肉ソーセージ盛り合わせのコースなどは?
いいわ、あとは飲み物からデザートまでお任せするわね。男料理コースは?18人前、女料理コースは?17人前。同時にね。
ウェイターは食器を並べ始めました。男料理にはナイフとフォークと小皿、女料理にはフォークとスプーンとボウルでございます。
ではそれを私から、男女男女男女男男女男女男女男女男女男男女男女の順で置いて。殿方とご婦人は…。いいのよ。ウェイターは女男女男女男女男女男女男男、と並べ始めました。
だから違うの、男女男女男女男男女男女男女男女男女男男女男女!ですがお客様は…。男女はいいのよ。言う通りにして!ウェイターが男女男女男女男男女男女男女男女男女男男女男女と並べると、違う!
だから…あら、ミイがまたいないわ!
ではこうしましょう、料理は二通り、ひとつは男料理コースね。もうひとつはとうぜん女料理コースとします。でも男だから男料理、女だから女料理を押しつけるのじゃないのよ。これからウェイターさんを呼んで食前の飲み物から食後のデザートまで…
飲み物とデザートだけ?と弟ミムル。ブー(全員)!
ンなわけないでしょ。もちろんスープに前菜、メインディッシュ、とひととおり見つくろってもらうのよ。そしたら男料理コースにするか、女料理コースにするかは料理次第で選んでくれればいいわ。
反対、と弟のミムロ。そうだ、と付和雷同のエールがあがりました。
あのねえ、男だから男料理コース、女だから女料理コースを食べるのではないのよ。そういうことよねミムラねえさん?
そう、ミムリの説明の通りよ。男料理と女料理はただの呼び方で、みんなはどちらを選んでもいいの。
反対、とミムロは言いました。何でも反対!
ひとりでも反対なら尊重しないわけはいかないわね、とミムリ。では男料理と女料理を頼んで自由に選ぶのにしたくない人は?
反対!とミムロ。
これで全員同意ね。ウェイターを呼びましょう。
そうですねえ、男料理にはエスキモーのフォアグラソテー、女料理には魚肉ソーセージ盛り合わせのコースなどは?
いいわ、あとは飲み物からデザートまでお任せするわね。男料理コースは?18人前、女料理コースは?17人前。同時にね。
ウェイターは食器を並べ始めました。男料理にはナイフとフォークと小皿、女料理にはフォークとスプーンとボウルでございます。
ではそれを私から、男女男女男女男男女男女男女男女男女男男女男女の順で置いて。殿方とご婦人は…。いいのよ。ウェイターは女男女男女男女男女男女男男、と並べ始めました。
だから違うの、男女男女男女男男女男女男女男女男女男男女男女!ですがお客様は…。男女はいいのよ。言う通りにして!ウェイターが男女男女男女男男女男女男女男女男女男男女男女と並べると、違う!
だから…あら、ミイがまたいないわ!