Ornette Coleman(1930-,alto sax,trumpet,violin)。
大作「アメリカの空」の後で、オーネットは3年半のブランクに入る。その間マイルスは長年のオーネットへの敵対心を反転させ、怪作「オン・ザ・コーナー」に始まる素頓狂なジャズ・ファンク路線を切り開いていた。
同時にオーネットも新人ばかりからなるエレクトリック・バンド、プライム・タイムを結成して新展開を目指していた。そして「オーネット初のフュージョン・アルバム」として、A&Mレコード傘下のホライゾン・レーベルから発表されたのが、
Dancing In Your Head(画像1)73.1&75.12.28
-になる。編成はロックバンドそのものだった。エレキ・ギター2人、エレキ・ベース、ドラムス。だがこれはいったい何の音楽か?曲はA面B面とも'Theme From a Symphony'で、それぞれ「ヴァリエーション・ワン」と「ヴァリエーション・トゥ」とされている。68年ミラノのライヴでは『トッティ』、「サイエンス・フィクション」未収録で「ブロークン・シャドウズ」で陽の目をみた『スクール・ワーク』、そして「アメリカの空」の『ザ・グッド・ライフ』が公には初出となるあの能天気なテーマをアルバム一枚まるまる演っている(正確には73年1月のモロッコ旅行で現地の民族音楽ジャジューカの演奏家たちとの共演がB面最後に収録されている)。
新人たちにオーネットが教えこんだのは、「異なる調性、異なるメロディ、異なるリズムが並行しても音楽は成り立つ。むしろその方が面白い」というデビュー当時からの持論で、マイルスもシュトックハウゼンとオーネットを並べて聴いているうちに、「オン・ザ・コーナー」のアイディアが閃いたのだった。
「ダンシング~」は、「オン・ザ・コーナー」同様90年代までまともに評価されなかった。オーネットの方法論はプライム・タイム結成と共に「ハーモディロックス」と名づけられた。
Body Meta(画像2)75.12.28
Charlie Haden:Closeness(画像3)76.2,3
-:The Golden Number(画像4)76.6,8
-には次回で触れる。
大作「アメリカの空」の後で、オーネットは3年半のブランクに入る。その間マイルスは長年のオーネットへの敵対心を反転させ、怪作「オン・ザ・コーナー」に始まる素頓狂なジャズ・ファンク路線を切り開いていた。
同時にオーネットも新人ばかりからなるエレクトリック・バンド、プライム・タイムを結成して新展開を目指していた。そして「オーネット初のフュージョン・アルバム」として、A&Mレコード傘下のホライゾン・レーベルから発表されたのが、
Dancing In Your Head(画像1)73.1&75.12.28
-になる。編成はロックバンドそのものだった。エレキ・ギター2人、エレキ・ベース、ドラムス。だがこれはいったい何の音楽か?曲はA面B面とも'Theme From a Symphony'で、それぞれ「ヴァリエーション・ワン」と「ヴァリエーション・トゥ」とされている。68年ミラノのライヴでは『トッティ』、「サイエンス・フィクション」未収録で「ブロークン・シャドウズ」で陽の目をみた『スクール・ワーク』、そして「アメリカの空」の『ザ・グッド・ライフ』が公には初出となるあの能天気なテーマをアルバム一枚まるまる演っている(正確には73年1月のモロッコ旅行で現地の民族音楽ジャジューカの演奏家たちとの共演がB面最後に収録されている)。
新人たちにオーネットが教えこんだのは、「異なる調性、異なるメロディ、異なるリズムが並行しても音楽は成り立つ。むしろその方が面白い」というデビュー当時からの持論で、マイルスもシュトックハウゼンとオーネットを並べて聴いているうちに、「オン・ザ・コーナー」のアイディアが閃いたのだった。
「ダンシング~」は、「オン・ザ・コーナー」同様90年代までまともに評価されなかった。オーネットの方法論はプライム・タイム結成と共に「ハーモディロックス」と名づけられた。
Body Meta(画像2)75.12.28
Charlie Haden:Closeness(画像3)76.2,3
-:The Golden Number(画像4)76.6,8
-には次回で触れる。