このブログのように毎日更新、それも二本で携帯サイトでの制限文字数1000文字目一杯という更新自体を目的にやっていると、話題には困らないが方向性には困る。長い病気療養中の作業療法と言えば聞こえはいいが(いいか?)、病気の性質上なるべく実生活での人づきあいを避け、繁華街なども避け、いわゆる過活動に陥るのを避けるように指導されている。精神障害者の作文なのだからそこは手加減頂きたい。
『アル中病棟入院記』がそろそろ200回でこれは400字詰原稿用紙500枚相当になり、文庫本なら350ページくらいの分量で、島崎藤村『破戒』や三島由紀夫『金閣寺』とほぼ同じ長さ。ただしあと80回、400字詰150枚くらいは続きそうなので650枚で完結となると一巻本なら500ページを越えるという、素人にもあるまじき長さになる。一応元プロだが。それに、もう十分に長いが。
『アル中病棟』は毎日更新なのでもう一本なのだが、これが困る。プロとは原則的に書こうと思えば書けないものはない。職業ライターとしての依頼は与えられたテーマについて書くことだから、何を書くかで迷うことはなかった。どう書くか、で、たまに編集者と揉めたりしたが、まあ無難なところでは編集者の要求している水準で書くのは容易だった。
ブログではその点、題材も扱いも自己プロデュースしなければならない。フォーマットは割と早くから決めた。毎日連載が一本と、もう一本もできれば数本の連載を順繰りに載せていく方が書いている自分でも飽きない。現在でいえば、
・ジャズ・スタンダード
(いわゆるスタンダード曲の多種ヴァージョン聴き較べ・リンクつき)
・文学史知ったかぶり
(アウエルバッハ『ミメーシス』のヨーロッパ文学史観を非ヨーロッパ圏の文学と対比する)
・頭の中の映画
(著名な映画作品を比較対照して技法と主題を映画史的に位置づける)
・アンドレ・ジッド
(作品と伝記の紹介によるオーソドックスな作家論)
・偽ムーミン谷のレストラン
(童話形式の創作なので書庫では『詩』に分類。たぶんジッド『鎖を離れたプロメテ』とアニメ『クレヨンしんちゃん』の「ぶりぶりざえもん」シリーズをお手本に思いついたもの)
と、どれも対比というのが共通の発想になっているのがわかる。案外一人の人間の発想など手狭なものだ。
『アル中病棟入院記』がそろそろ200回でこれは400字詰原稿用紙500枚相当になり、文庫本なら350ページくらいの分量で、島崎藤村『破戒』や三島由紀夫『金閣寺』とほぼ同じ長さ。ただしあと80回、400字詰150枚くらいは続きそうなので650枚で完結となると一巻本なら500ページを越えるという、素人にもあるまじき長さになる。一応元プロだが。それに、もう十分に長いが。
『アル中病棟』は毎日更新なのでもう一本なのだが、これが困る。プロとは原則的に書こうと思えば書けないものはない。職業ライターとしての依頼は与えられたテーマについて書くことだから、何を書くかで迷うことはなかった。どう書くか、で、たまに編集者と揉めたりしたが、まあ無難なところでは編集者の要求している水準で書くのは容易だった。
ブログではその点、題材も扱いも自己プロデュースしなければならない。フォーマットは割と早くから決めた。毎日連載が一本と、もう一本もできれば数本の連載を順繰りに載せていく方が書いている自分でも飽きない。現在でいえば、
・ジャズ・スタンダード
(いわゆるスタンダード曲の多種ヴァージョン聴き較べ・リンクつき)
・文学史知ったかぶり
(アウエルバッハ『ミメーシス』のヨーロッパ文学史観を非ヨーロッパ圏の文学と対比する)
・頭の中の映画
(著名な映画作品を比較対照して技法と主題を映画史的に位置づける)
・アンドレ・ジッド
(作品と伝記の紹介によるオーソドックスな作家論)
・偽ムーミン谷のレストラン
(童話形式の創作なので書庫では『詩』に分類。たぶんジッド『鎖を離れたプロメテ』とアニメ『クレヨンしんちゃん』の「ぶりぶりざえもん」シリーズをお手本に思いついたもの)
と、どれも対比というのが共通の発想になっているのがわかる。案外一人の人間の発想など手狭なものだ。