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次にオーネットは完全な現代音楽のアルバム、
The Music Of Ornette Coleman(画像1,'Skies Of America'72とのカップリングCD)67.3.17,31
-を大手RCAで制作する。A面はライヴ録音1曲で、管楽器五重奏アンサンブルにオーネット自身のトランペットが間奏的に入る。B面2曲は弦楽四重奏によるスタジオ録音。もちろん全曲がオーネット作曲で、「タウン・ホール1962」でも弦楽四重奏曲、「クロイドン・コンサート」でも管楽器五重奏が収録されていたが、今回は現代音楽そのものなのに「ああオーネットだなあ」と納得のいく響きがある。
オーネットにはゲスト参加作が本当に少ないが、
Jackie McLean:New And Old Gospel(画像2)67.3.24
-はそのひとつ。オーネットより一歳年少ながらマクリーンの楽歴はビ・バップ時代まで遡るもので、オーネットの登場に刺激され作風を尖鋭化させると共に共演を望んできた。オーネットは承諾した-ただしトランペットでだが。A面はマクリーン作曲の四部構成の組曲、B面はオーネット作曲の2曲だが、どうもマクリーンの意欲が空転している印象は否めない。
ジョン・コルトレーンは熱烈なオーネット崇拝者だったが67年5月17日に急逝する。遺言でオーネットとアルバート・アイラーの追悼演奏が指名され、アイラーの演奏は2004年の9枚組発掘セット'Holy Ghost'(画像4)で陽の目を見た。3曲6分半ほどのメドレーで、アイラーがあるなら当然オーネットもあるだろう。マイルスとモンクではなく(頼んでも無理だが)オーネットとアイラーを指名した重みは大きい。自分の葬式ですよ。
それからオーネットはイタリア・ツアーに出る。メンバーはアイゼンソンとヘイデンの2ベース、ブラックウェルのドラムスで、現在は2枚組'Complete 1968 Italian Tour'(画像5)が入手しやすいが、一枚目の、
The Unprecented Music Of Ornette Coleman(「未踏峰」画像3)Late 67?
-と二枚目の'Language'(次回掲載)はまったく別バンドのように違う。