彼女がバンド活動を辞めて放送局専属になったのは当時のジャズ界は非常に過酷で、平均寿命30歳も誇張ではなかったからだろう。54年~63年の間に八枚の参加作がある。だが彼女のアルバムは59年、地方レーベルから発売され、唯一の作品になった。
[Mary Osborne Quintet-I Love Paris~These Foolish Things]59(画像1)
http://m.youtube.com/watch?v=1A-8zLA8C-Y
68年にはカリフォルニアに移住、夫婦でギター工房と音楽教室、小コンサートなどを開く。77年に女性メンバーのみ選抜したアルバム'Now's The Time'に参加、発掘レーベルから未発表録音を加えた唯一のアルバムの新装版が出た(81,92)。
テレビ映像がある。まずはセッション演奏から、彼女のソロ部分だけを採ったもの。
[Art Ford Jazz Party-Roundtable]TV,58
http://m.youtube.com/watch?v=Ds0gegDvi1M
ビリー・ホリデイとも共演している。ビリーの急逝は59年7月17日、余命1年の映像。
[Billie Holiday-Foolin' Myself/Easy To Remember/What A Little Moonlight Can Do]TV,58.7.10(画像2)
http://m.youtube.com/watch?rl=yes&v=P6_JhsFpvU8
同時にメアリーを主役にした曲も録られた。世紀の歌姫と伝説の女性ギタリストの出会いがあったのだ。
[Mary Osborne-I Surrender Dear]same
http://m.youtube.com/watch?feature=relmfu&v=0bZsrF79EAk