エマーソン・レイク&パーマーのバンド名の由来は、クロスビー・スティルス&ナッシュに倣ったものだという。つまりメンバー名の列記ならバンドの名義権の紛争がメンバー・チェンジが起こっても発生しないですむ。もっともCS&N自体が増員してクロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングになったりデュオ化してクロスビー&ナッシュになったりしたのは周知の通りだし、EL&Pもパーマーがエイジア参加で華々しく復帰したからコージー様を迎えてエマーソン・レイク&パウエルのEL&Pで仕切り直す、という苦笑をまねく事態にもなった。
70年代ロッカーたちの80年代の離合集散劇には今でこそ暖かく思い出せるが、当時の感覚では無残と見える組み合わせが多発した。コージーなどジェフ・ベック・グループからベドラム、レインボー、EL&P、ブラック・サバスと無茶苦茶だったし、サバスにディオが加入した時は驚いたがギランに交替した時はもっと驚いて、次のアルバムではグレン・ヒューズに交替してもなんとも思わなくなっていた。今から考えればまだ働き盛りで、ロック界の流行の推移の方が移り気すぎたのだ。
ジョー・ペリーが独立した後任にマイケル・シェンカーが有力候補だった逸話にはひっくり返った。マイケルはUFOの看板ギタリストだったのだがフィル・モグの鉄拳制裁に耐えかねて脱退し、独立するか有名バンドに加入するか進路を決めかねていたのだ。エアロスミスはイタリア系アメリカ人のバンドだからノリが軽く、ドイツを出て10年まだ英会話が不自由なマイケルをメンバーやスタッフみんなで「ハイル・ヒットラー!」とからかって面白がったらしい。マイケルは激怒して加入の話を蹴り、そして悪夢のようなMSG(そういえばここにもコージーは参加した)の迷走が始まるのだった。なぜか歴代シンガーはまるで歌詞を覚えられないという謎のバンドだ。NHK-FMで放送されたがアルバム化されたらヴォーカルが全編差し替えてあったという名盤「武道館ライヴ」ですらヴォーカルは「オーイェイ!」ばかり歌っている。それで良しとするマイケル様もどうかしているのだが、生きながら「神」と呼ばれた人に常識的なバランス感覚など求めてはいけない。ギターだけは本当にかっこいいのだ。
どこかで本題のお茶漬け・チャーハン&赤玉子に入ろうかとしたが、入れなかった。こういうこともある。
70年代ロッカーたちの80年代の離合集散劇には今でこそ暖かく思い出せるが、当時の感覚では無残と見える組み合わせが多発した。コージーなどジェフ・ベック・グループからベドラム、レインボー、EL&P、ブラック・サバスと無茶苦茶だったし、サバスにディオが加入した時は驚いたがギランに交替した時はもっと驚いて、次のアルバムではグレン・ヒューズに交替してもなんとも思わなくなっていた。今から考えればまだ働き盛りで、ロック界の流行の推移の方が移り気すぎたのだ。
ジョー・ペリーが独立した後任にマイケル・シェンカーが有力候補だった逸話にはひっくり返った。マイケルはUFOの看板ギタリストだったのだがフィル・モグの鉄拳制裁に耐えかねて脱退し、独立するか有名バンドに加入するか進路を決めかねていたのだ。エアロスミスはイタリア系アメリカ人のバンドだからノリが軽く、ドイツを出て10年まだ英会話が不自由なマイケルをメンバーやスタッフみんなで「ハイル・ヒットラー!」とからかって面白がったらしい。マイケルは激怒して加入の話を蹴り、そして悪夢のようなMSG(そういえばここにもコージーは参加した)の迷走が始まるのだった。なぜか歴代シンガーはまるで歌詞を覚えられないという謎のバンドだ。NHK-FMで放送されたがアルバム化されたらヴォーカルが全編差し替えてあったという名盤「武道館ライヴ」ですらヴォーカルは「オーイェイ!」ばかり歌っている。それで良しとするマイケル様もどうかしているのだが、生きながら「神」と呼ばれた人に常識的なバランス感覚など求めてはいけない。ギターだけは本当にかっこいいのだ。
どこかで本題のお茶漬け・チャーハン&赤玉子に入ろうかとしたが、入れなかった。こういうこともある。