Freddie Redd(1928-,piano)。
「ミュージック・フロム・'ザ・コネクション'」はオフ・ブロードウェイでヒットしたアングラ演劇への提供曲をアルバムに正規録音したもので、作品は当時の麻薬コネクションを描いたものだった。キャストには何度か交替があったが、最も評判を呼んだのはレッドのバンド出演時で、全曲がレッド作曲、フロントがワンホーンの達人で前科者のジャッキー・マクリーンというワクワクするような快作になった。
続いて制作された、
Shades Of Redd(画像1)60.8.13
-は、テナーにティナ・ブルックスを加え、ベースとドラムスをポール・チェンバース、ルイス・ヘイズに増強して、楽曲もアレンジも前作をしのぐ。レッドの最高傑作として一、二を争う作品になった。
だがブルーノート社は次作の、
Redd's Blues(画像2)61.1.17
-を没にしてレッドとの契約も打ち切る。前作のメンバーにベニー・ベイリー(トランペット)を加え、ドラムスが交替しただけで十分な佳作だが、88年にボックスセットで発掘され、2002年に単独CD化されるまで40年間幻の作品だった。
63年に再発盤'Movin''が発売された以外、消息を絶っていたレッドは突然、
Under Paris Skies(画像3)71
-をフランスのマイナー・レーベルから発表する。これも全曲オリジナルで、ピアノトリオのレッド作品として円熟を感じさせ、評価は年々高まった。
以降のレッド作品は、
Straight Ahead(77,日本制作、ポニー・キャニオンより)
Extemporaneous(78,Solo Piano,自主制作レーベルInterplayより)
Lonely City(85,発掘盤専門レーベルUptownより)
Live At The Studio Grill(88,Triokaレーベル/Al McKibbon-bass,Billy Higgins-drums)
Everybody Loves A Winner(90,初のメジャーレーベルMilestoneより、Sextet)
前回と併せて、これがフレディ・レッドの全作品になる。今年85歳、アメリカのジャズ界では現役最長老として尊敬されている。幸福を祈りたい。
「ミュージック・フロム・'ザ・コネクション'」はオフ・ブロードウェイでヒットしたアングラ演劇への提供曲をアルバムに正規録音したもので、作品は当時の麻薬コネクションを描いたものだった。キャストには何度か交替があったが、最も評判を呼んだのはレッドのバンド出演時で、全曲がレッド作曲、フロントがワンホーンの達人で前科者のジャッキー・マクリーンというワクワクするような快作になった。
続いて制作された、
Shades Of Redd(画像1)60.8.13
-は、テナーにティナ・ブルックスを加え、ベースとドラムスをポール・チェンバース、ルイス・ヘイズに増強して、楽曲もアレンジも前作をしのぐ。レッドの最高傑作として一、二を争う作品になった。
だがブルーノート社は次作の、
Redd's Blues(画像2)61.1.17
-を没にしてレッドとの契約も打ち切る。前作のメンバーにベニー・ベイリー(トランペット)を加え、ドラムスが交替しただけで十分な佳作だが、88年にボックスセットで発掘され、2002年に単独CD化されるまで40年間幻の作品だった。
63年に再発盤'Movin''が発売された以外、消息を絶っていたレッドは突然、
Under Paris Skies(画像3)71
-をフランスのマイナー・レーベルから発表する。これも全曲オリジナルで、ピアノトリオのレッド作品として円熟を感じさせ、評価は年々高まった。
以降のレッド作品は、
Straight Ahead(77,日本制作、ポニー・キャニオンより)
Extemporaneous(78,Solo Piano,自主制作レーベルInterplayより)
Lonely City(85,発掘盤専門レーベルUptownより)
Live At The Studio Grill(88,Triokaレーベル/Al McKibbon-bass,Billy Higgins-drums)
Everybody Loves A Winner(90,初のメジャーレーベルMilestoneより、Sextet)
前回と併せて、これがフレディ・レッドの全作品になる。今年85歳、アメリカのジャズ界では現役最長老として尊敬されている。幸福を祈りたい。