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セロニアス・モンク Thelonious Monk Quartet - エピストロフィー Epistrophy (Blue Note, 1948)

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セロニアス・モンク Thelonious Monk Quartet - エピストロフィー Epistrophy (Thelonious Monk, Kenny Clarke) (from the album "Genius Of Modern Music", Blue Note BLP 5002, 1952) : https://youtu.be/vVN6KyM8a8k - 3:05
Recorded in NYC, July 2, 1948
[ Personnel ]
Thelonious Monk (piano), Milt Jackson (vibraphone), John Simmons (bass), Shadow Wilson (drums)

 ビ・バップ生みの親のジャズマンの中でもセロニアス・モンク(ピアノ、1917-1982)のオリジナル曲の多さ(60曲以上)とスタンダード率の高さ(30曲以上)は抜群で、モンク自身による録音と楽曲の著作権登録こそ'48年ですが、ビ・バップを生み出したジャムセッションをケニー・クラーク(ドラムス、1914-1985)と主催しながら「出来ないやつをふるい落とそう」とわざと一見簡単、演奏すると難しいことこの上ない曲を作ったというのが'41年頃には演奏していたとされるこの曲です。AABA32小節形式の一見単純な曲ですが、部分転調しても同じ音型が反復される、しかもA部分はA'やA"などにヴァリアントされずまったく同じAメロとコード進行が反復されるためアドリブすると2コーラス目から早くもどこのAを演奏しているのかよほど集中して演奏しないとわからなくなる(自分は正確に演奏しても、他のメンバーが間違えている可能性がある)、しかも部分転調が頻繁なのでコード・チェンジでアプローチしても異なるメロディーのヴァリエーションでアドリブしてもややこしい、とディジー・ガレスピー流のビ・バップともチャーリー・パーカー流のビ・バップとも異なる異常楽曲です。モダン・ジャズ以降この曲を演奏したことのないジャズマンはアマチュア、プロ問わずいないでしょう。レコーディングしたジャズマンも数百に上ると思いますが、やはりエリック・ドルフィーが急逝する1か月前、単身ヨーロッパ巡業中にオランダで現地ジャズマンをバックにラジオ出演して唯一のドルフィーのこの曲の録音になり、急逝直後にアルバム化されたその冒頭曲になった次のヴァージョンが最高です。テナーサックスと同音域の楽器ながらサックスとはまるで違うバス・クラリネットの音色を、ドルフィーのぶっ飛んだアドリブで堪能ください。

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Eric Dolphy - Epistrophy (from the album "Last Date", Fontana 681 008 ZL, 1964) : https://youtu.be/x1BcOq_tbpo - 11:15
Recorded at VARA Studios in Hilversum, Netherlands, on June 2, 1964
[ Personnel ]
Eric Dolphy(bass clarinet), Misja Mengelberg(piano), Jacques Schols(bass), Han Bennink(drums)

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