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Recorded New York City, December 5, 1947
[ Fats Navarro Quintet ]
Fats Navarro - trumpet
Charlie Rouse - tenor sax
Tadd Dameron - piano
Nelson Boyd - bass
Art Blakey - drums
スタンダード曲のコード進行を借りてテーマ・メロディーを改作したら原曲より名曲になった稀有なビ・バップ・ナンバー。これに並ぶのはホレス・シルヴァー作「Sprit Kick」(スタン・ゲッツ・カルテット初演、アート・ブレイキー・クインテット『バードランドの夜』再演、原曲「あなたなしでは(There Will Never Be Another You)」)くらいでしょう。セオドア・"ファッツ"・ナヴァロ(1923-1950)はディジー・ガレスピーに続くビ・バップ最高のトランペット奏者でクリフォード・ブラウンの師。ビ・バップ・ビッグバンドのタッド・ダメロン楽団所属でしたが数少ない自己リーダー名義のスモール・コンボ録音がこれ。原曲「Out of Nowhere」は1931年にビング・クロスビーとスミス・バリューの競作盤でヒットした曲でAA'32小節ながらひねりの利いたコード進行にアドリブの工夫しがいのある曲。もちろんストレート・カヴァーも多くチャーリー・パーカーの愛奏曲でもありました。どちらかというとライヴ・テイクの方がのびのびと吹いているような気がします。
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Recorded New York City, November 4, 1947
[ Charlie Parker Quintet ]
Charlie Parker - alto saxophone
Miles Davis - trumpet
Duke Jordan - piano
Tommy Potter - bass
Max Roach - drums
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パーカー崇拝者のエリック・ドルフィーは遅咲きのジャズマンでしたが、現地ミュージシャンをバックにリハーサルなしの一発ライヴで痛快なヴァージョンを残しています。
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パーカーより1歳年上の盲目のピアニスト、レニー・トリスターノはいわゆるクール・ジャズの開祖とされますが、ウェスト・コースト・ジャズのクール・ジャズとはまったく関係なく(シカゴ出身でニューヨークが本拠でした)、パーカーから学んだビ・バップをさらに過激にして原曲の跡形もない長いラインの即興演奏を提唱し、アルト奏者のリー・コニッツやテナー奏者のウォーン・マーシュ、ギタリストのビリー・バウアーらを内弟子に強烈なカリスマを発揮して後年ビル・エヴァンス、セシル・テイラーに強い影響を与えたジャズマンです。次に上げるオリジナル曲はどれも「Out of Nowhere」の改作で、ナヴァロの「Nostalgia」とは対極にあるようなアプローチですが、トリスターノは生涯このスタイルを貫いた人でした。
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Lennie Tristano Trio - Coolin' Off with Ulanov (Lennie Tristano) (rec.'47, from the album "The Complete Lennie Tristano", Mercury 830 921-2, 1987) : https://youtu.be/kCMPXWXH2KA - 2:53
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