Quantcast
Channel: 人生は野菜スープ(または毎晩午前0時更新の男)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3141

Sun Ra - Disco 3000 (Saturn, 1978)

$
0
0

イメージ 1

Sun Ra - Disco 3000 (Saturn, 1978) Full Album : http://youtu.be/eCP-Mho9eeE
Recorded live in the Teatro Cilak, on January 23, 1978 in Milan. (not credited as such on the cover or labels).
Released by El Saturn Records Saturn CMIJ 78, 1978
all compositions by Sun Ra
(Side A)
A1. Disco 3000 (incl. Space is the Place) (Sun Ra) : http://youtu.be/wb49EZ1fyp4 - 26:16
(Side B)
B1. Third Planet (Sun Ra) - 8:44
B2. Friendly Galaxy (Sun Ra) - 6:06
B3. Dance of the Cosmo-Aliens (Sun Ra) - 11:06
[ Sun Ra and his Arkestra ]
Sun Ra - organ, piano, Crumar Mainman organ, drum box, etc,
Michael Ray - trumpet
John Gilmore - tenor saxophone
Luqman Ali (Edward Skinner) - drums

 本作はサン・ラの期間限定1978年1月カルテットのライヴ・アルバムとして1月9日録音の前作『Media Dreams』と次作の補遺編『Sound Mirror』と併せて三部作、または『Media Dreams』との姉妹作になります。つまり『Sound Mirror』に収められた『Media Dreams』『Disco 3000』の未収録テイクは両作の現行完全版2枚組CDに網羅されており、『Sound Mirror』に追加されていたイタリアから帰国後のフィラデルフィアのライヴ・テイクはここでは対象外になるからです。このカルテットはローマのホロ・レコーズにスタジオ盤『New Steps』(1月2日・7日録音)、『Other Voices, Other Blues』(1月8日・13日録音)を録音し、『Media Dreams』は『Other Voices~』の中間日に行われたライヴでした。スタジオ盤2作はともにLP2枚組の大作で、「Sun Ra Quartet Featuring John Gilmore」名義でしたが、バンドの自社サターン・レコーズからのライヴ盤『Media Dreams』『Disco 3000』では同じメンバーのカルテット編成ながら「Sun Ra and his Arkestra」名義に戻しています。ベーシスト不在の編成のためスタジオ盤ではピアノまたはベース・キーボードによる同時もしくはオーヴァーダビングだったベース・パートが、ライヴではシンセサイザー内蔵のシークエンサーによるループ・ベース・プログラミングとドラムマシーンとの同時演奏で飛躍的に大胆になったのが『Media Dreams』でもうかがえましたが、スタジオ盤2作とも完成後の1月23日のコンサートを収録した本作ではさらに自由度が増した奔放な演奏が聴け、テクノ・パンク・ファンク・フリージャズとも言うべき状態になっています。
 本作のオリジナルLPはコンサートの3分の1を収録したハイライト版にすぎず、2007年にリニューアル再発売されたコンサート完全版の2枚組CDで聴くのが楽しいのですが、最大の聴きものなのはアルバム・タイトル曲で26分を越える自在な演奏が聴ける「Disco 3000」でしょう。これはいわゆる作曲された楽曲というよりもシンセサイザーとドラムマシーンのシークエンス・パターンをいくつか用意し、ベースラインとリズムパターンをシークエンサーに任せながらサン・ラの指揮でメンバーたちがインプロヴィゼーションしていくというもので、サン・ラの強力なオルガン・プレイで強引に組曲的展開をしていく様子がスリリングです。サン・ラ自身が出たとこ任せの演奏プランで臨んだ演奏なのかシークエンサーとドラムマシーンしか鳴っていないスカスカなパッセージが頻繁に起こり、途中で無理矢理サン・ラ・アンセムの一つで代表曲のヴォーカル曲「Space is the Place」をメンバー全員で合唱するパートはサン・ラ聴いてて良かったなあという感動に襲われます。LP全体の音源リンクを載せましたがA面「Disco 3000」だけの単独リンクも載せましたので、A面だけでもこのアルバムの真価はつかめます。B面3曲も良いテイクと選曲ですが、コンサート全曲の完全版CDがスタンダードになった現在この3曲でなくても印象はあまり変わらなかっただろうという感じもします。現在このアルバムはオリジナルLP通りのCDの方が淘汰された格好ですので、現行版のコンサート全曲完全版2枚組CDの曲目も載せておきます。
(Original El Saturn "Disco 3000" LP Liner Cover, Alternate Cover & Side A Label)

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

Double cd tracks: ArtYard, 2007. Double cd with the complete concert.
(Disc one)
1-1. Disco 3000
1-2. Sun of the Cosmos
1-3. Echos of the World
1-4. Geminiology
1-5. Sky Blues
1-6. Friendly Galaxy
(Disc two)
2-1. Third Planet including Friendly Galaxy
2-2. Dance of the Cosmo Aliens
2-3. Spontaneous Simplicity
2-4. Images including Over the Rainbow
2-5. When There Is No Sun
2-6. We Travel the Spaceways
NOTES ;
June Tyson is also credited on Art Yard's double cd.

Viewing all articles
Browse latest Browse all 3141

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>