Altermate July 8th. WKCR Studio Recordings : http://youtu.be/GTQnqSEBP4E
Originally "St. Louis Blues (Solo Piano Volume 2)" Recorded Live at Axis-in-SoHo, New York, July 3rd. 1977
Originally Released by Improvising Artists Inc. 37.38.58, 1978
(Side A)
Ohosnisixaeht (Sun Ra) - 5:50
St. Louis Blues (Handy) - 5:00
Three Little Words (Kalmar-Ruby) - 5:40
Honeysuckle Rose (Waller-Razaf) - 3:20
(Side B)
Sky and Sun (Sun Ra) - 6:05
I am We are I (Sun Ra) - 6:15
Thoughts on Thoth (Sun Ra) - 6:27
[ Personnel ]
Sun Ra - unaccompanied solo piano
＊
Recorded at Theatra La France, Venezia, Italy, November 24th, 1977
Released by Leo Records Leo GY-21, 2003
1. Free Improvisation - 4:57
2. Blues - 4:33
3. Love In Outer Space (Sun Ra) - 5:15
4. Outer Spaceways Inc. (Sun Ra) - 6:55
5. Take The "A" Train (Strayhorn)4:12
6. St Louis Blues (Handy) - 4:26
7. Penthouse Serenade (King, Burton, Jason) - 5:52
8. Angel Race (Sun Ra) - 3:57
9. Free Improvisation (Sun Ra) - 4:07
10. Honeysuckle Rose (Waller) - 7:20
11. Friendly Galaxy / Spontaneous Simplicity (Sun Ra) - 7:36
[ Personnel ]
Sun Ra - unaccompanied solo piano
新年でもありますので連続してサン・ラ作品をご紹介したいと思います。前回取り上げたアーケストラによるバンド作品(ライヴ・アルバム)『Unity』は1977年10月24日・29日のニューヨークのクラブ出演収録でした。一方サン・ラの1977年は初の完全ソロ・ピアノ作品『Solo Piano Volume 1』(5月録音)と『St. Louis Blues (Solo Piano Volume 2)』(7月録音)から始まった年ですので、アーケストラを率いたバンド形態の他にソロ・ピアノでもコンサートを行っています。『St. Louis Blues (Solo Piano Volume 2)』の次作(15日後)の『Somewhere Over the Rainbow』は再びバンド形態に戻って活動再開する前のライヴで、今回ご紹介できた『St. Louis Blues (Solo Piano Volume 2)』関連音源はアルバムそのもののリンクが見つからなかったので、ほんの5日後にラジオ出演した際のソロ・ピアノによるスタジオ・ライヴを参考までに載せました。この3か月後に録音されるスタジオ録音のバンド作『Some Blues but not the Kind That's Blue』は10人編成の中規模アーケストラですが、『Somewhere Over the Rainbow』は15人編成のライヴと、『Some Blues～』の次作のバンド作『Unity』の20人編成とはちょうど中間の編成をとっています。音源リンクがありませんのでデータだけご紹介しますと、バンド作『Somewhere Over the Rainbow』もこの時期らしくソロ・ピアノ作品同様サン・ラのオリジナル曲とスタンダード曲を半々・交互に演奏しているのがわかります。
Recorded at The Bluebird, Bloomington, Indiana, July 18th, 1977
Released by El Saturn Records Saturn 7877, 1977
A1. We Live To Be (Sun Ra)
A2. Gone With The Wind (Wruble)
A3. Make Another Mistake (Sun Ra)
A4. (Take The) "A" Train (Strahorn)
B1. Amen Amen (Sun Ra)
B2. Over The Rainbow (Harburg, Alen)
B3. I'll Wait For You (Sun Ra)
今回ご紹介した音源はどちらもラジオ放送用に録音されたライヴ録音の発掘音源ですが、バンドのフル・ラインナップによるライヴ・アルバムの快作『Unity』とソロ・ピアノの演奏活動は並行して行われていたことがわかり、この精力的な活動が変則カルテット編成による1978年1月のスタジオ・アルバム姉妹作『New Steps』『Other Voices, Other Blues』を経て同じ変則カルテット編成ながらライヴでは再び実験的な『Media Dreams』『Disco 3000』『Sound Mirror』に変化していったのは、当時すでに60代半ばに近いサン・ラの年齢を考えると驚異的で、ソロ・ピアノも4ビート回帰も1976年～1977年のサン・ラの一時的な通過点にすぎなかったとも言えますし、アーケストラなりの完成型にたどり着いたらすぐにサウンドの実験に立ち戻る自己革新性の旺盛さには目を見張ります。サン・ラは1978年には64歳でしたが、現役年齢の更新どころかジャズマンの平均寿命すら超えていたのです。