まず塩鮭の切り身が4切れ入ったパック(外抜320円)を一度にフライパンで焼いてしまう。1食分ずつ焼くと不経済だからだ。残した分は冷蔵庫で日持ちがするし、温めるのも電子レンジで20秒かからない。この季節なら冷蔵庫から取り出して常温になれば十分で、鮭の場合は焼き魚の内でも冷めてもイケる部類に入る。
お次、というか鮭を焼く前にコールスローサラダが仕込んである。刻んだキャベツに降り塩して酢を少々、フレンチドレッシング少々。たぶん黒胡椒があれば合うのだが、普通の胡椒しかない。キャベツ以外にまたしても材料がないのは逆の話で、キャベツしかなくても一応形になるからコールスローサラダを作るのだ。
せっかくなので切り身のうちで一番でかい鮭のソテーとコールスローサラダを皿に盛りあわせる。「手術台の上のミシンとコーモリ傘の出会い」のように美しくも突飛でも一切ないが、鮭とキャベツの来歴を思えば本来ならばこれほど無縁に育ってきたものはないだろう。なにげない夕餉のおかずにも神秘はあるものだ。
お次、というか鮭を焼く前にコールスローサラダが仕込んである。刻んだキャベツに降り塩して酢を少々、フレンチドレッシング少々。たぶん黒胡椒があれば合うのだが、普通の胡椒しかない。キャベツ以外にまたしても材料がないのは逆の話で、キャベツしかなくても一応形になるからコールスローサラダを作るのだ。
せっかくなので切り身のうちで一番でかい鮭のソテーとコールスローサラダを皿に盛りあわせる。「手術台の上のミシンとコーモリ傘の出会い」のように美しくも突飛でも一切ないが、鮭とキャベツの来歴を思えば本来ならばこれほど無縁に育ってきたものはないだろう。なにげない夕餉のおかずにも神秘はあるものだ。