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そこで太陽が上がって室温も上がるのを、トイレと服薬だけ済ませたついでにアシュ・ラ・テンペルをCDプレーヤーにリプレイでセットして(こういう時はアシュ・ラ・テンペルのような垂れ流し音楽にかぎる)、寝床の中で待つしかない。真冬は明け方から2時間くらいで劇的に温まるものだからだいたい8時台には起きられる。その頃には寝ぼけた頭も少しは覚めているだろう。でろーん、ぎゅいーん、とラリパッパな音楽を聴き流しながら、今進めているブログ記事用の作文は何と何だったっけ、と文面をイメージする。
そろそろかな、と思う頃になって突然、かなり激しく感じる揺れが来た。この揺れは縦揺れだな、と咄嗟に思ったのは、家具や壁掛け、立てかけ類がぐらついている様子がないからだ。強い揺れだったが1分も続かなかった。歩いていて段差に蹴つまずいたような衝撃、余震の様子はない。これならそれほど怖くない。
偶然だが、この2月5日7時41分の震度分布図を見ると、最大震度の4の地点2か所は一方は現在住地のすぐ隣、もう一方は現在住地で貧書生に戻る前に妻子と住んでいた地域のすぐ隣(別れた妻子は今もそこに住んでいる)だった。悪因縁というか、ばっちり震源地ではない(とはいえ瞬間的な強い衝撃だったので、隣接していても最大震度4に限りなく近かった)のも生殺しの感があり、ほっとするやら煩わしいやら、しかし単調な一日の始まりよりはまだしも生を実感させてくれることかもしれない。
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今度のは震源地は一昨日よりやや北東で起こったようだった。やや、といってもの県単位ので北上、東傾だから前回よりかなり離れているのだが、揺れは横揺れでその分長く感じた。長く感じるのは強く感じることでもあるが、今回も傾いだ家具や壁掛け、倒れた立てかけはなかったから強く感じたのは錯覚だった。だがウトウト状態で地震に起こされるのは、覚めつつある状態で地震に気づくより不意を食らう。
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パパのどんぶり、と幼かった頃(離婚後会っていないから、幼かった頃しか知らない)の娘たちも自分たちの小さな食器と見較べて、妙に嬉しそうに言っていたものだ。父親のどんぶりが大きいのは子どもにとっては頼もしいのだろう。何もかも置いてきた気で離婚後の一人暮らしを始めたが、別れた妻が荷物を送りつけてきた。捨ててもいいのに。その方が面倒なのよ!(電話)。そんなふうにこれまでずっとついて回ってきたどんぶりだった。
今日は受診日だった。体調良好、大きな出来事もありません。地震、それとこの通り、不注意で食器を落として割ってしまったくらいです。メンタルが弱いからか、こんなことでも堪えます。こういう場合はどう気持を切り替えたらいいんでしょう。
僕ならそうだねえ、足に落としてケガしなくて良かったと思うことにするよ。これは後認知療法と言ってね、と主治医。それを言えばどんな不幸も命が無事なだけ幸運だろう。レイプされたけど妊娠しなかっただけ良かった、そんな思考法にも意味があるだろうか。