Ornette Coleman(1930-,alto sax,trumpet,violin)。
前回掲載の「ニューヨーク・イズ・ナウ!」と、
'Love Call'(画像1)68.4.29,5.7
-は同一セッションを2枚に分けたもので、ジミー・ギャリソンもかつての「オーネット・オン・テナー」から長足の進歩をとげており、エルヴィン・ジョーンズのドラムスは世界一の貫禄を示している。37歳の新人デューイ・レッドマンのテナーはさすがオーネットがパートナーに選んだだけあって、オーネットとは似て非なる個性で抜群の相性を証明した。実は筆者は長い間オーネットとレッドマンの聞き分けがつかず、この二作の良さが理解できなかったのだが、アルトとテナーの違い、ベースとドラムスの妙味に気づくと俄然面白くなる。「ニューヨーク・イズ・ナウ!」が先に出たから出来がいいかというと、曲の出来も演奏も甲乙つけ難い。安価な方から聴けばいい。
次にオーネットはインパルスに移籍し、'Ornette At 12'と'Crisis'の2作のライヴ盤(らしい)を発表する。この2作が未CD化で、中古LPでも見かけない。ネット上で画像とデータを検索したが画像はなく、データも混乱しているのでご紹介できない。申し訳ない。
ただしラジオ放送用ライヴで、
Belgium 1969(画像2)69.8.24
-が流通しており、これがインパルス盤の曲を演奏しているという。チャーリー・ヘイデンのアルバム'Liberation Music Orchestra'の代表曲'Song For Che'も演っている。このライヴ盤は以前'Broken Shadows'として発売されていたものの新装発売だが、音質の悪さとレッドマンの良さがわからず手放してしまった。音楽の良さがわかれば、音質の悪さは気にならない。
「ベルギー1969」のトリを飾った'Tomorrow'は、インパルスのプロデューサーが独立して設立した新レーベル、フライング・ダッチマンからのライヴ盤、
Friends And Neighbors(画像3)70
-でもアルバム・タイトル曲(合唱入り、インストの2ヴァージョン)と共にハイライト曲になっている。レッドマンというサックス奏者がいるのでオーネットはトランペットやヴァイオリンも思う存分演奏している。
前回掲載の「ニューヨーク・イズ・ナウ!」と、
'Love Call'(画像1)68.4.29,5.7
-は同一セッションを2枚に分けたもので、ジミー・ギャリソンもかつての「オーネット・オン・テナー」から長足の進歩をとげており、エルヴィン・ジョーンズのドラムスは世界一の貫禄を示している。37歳の新人デューイ・レッドマンのテナーはさすがオーネットがパートナーに選んだだけあって、オーネットとは似て非なる個性で抜群の相性を証明した。実は筆者は長い間オーネットとレッドマンの聞き分けがつかず、この二作の良さが理解できなかったのだが、アルトとテナーの違い、ベースとドラムスの妙味に気づくと俄然面白くなる。「ニューヨーク・イズ・ナウ!」が先に出たから出来がいいかというと、曲の出来も演奏も甲乙つけ難い。安価な方から聴けばいい。
次にオーネットはインパルスに移籍し、'Ornette At 12'と'Crisis'の2作のライヴ盤(らしい)を発表する。この2作が未CD化で、中古LPでも見かけない。ネット上で画像とデータを検索したが画像はなく、データも混乱しているのでご紹介できない。申し訳ない。
ただしラジオ放送用ライヴで、
Belgium 1969(画像2)69.8.24
-が流通しており、これがインパルス盤の曲を演奏しているという。チャーリー・ヘイデンのアルバム'Liberation Music Orchestra'の代表曲'Song For Che'も演っている。このライヴ盤は以前'Broken Shadows'として発売されていたものの新装発売だが、音質の悪さとレッドマンの良さがわからず手放してしまった。音楽の良さがわかれば、音質の悪さは気にならない。
「ベルギー1969」のトリを飾った'Tomorrow'は、インパルスのプロデューサーが独立して設立した新レーベル、フライング・ダッチマンからのライヴ盤、
Friends And Neighbors(画像3)70
-でもアルバム・タイトル曲(合唱入り、インストの2ヴァージョン)と共にハイライト曲になっている。レッドマンというサックス奏者がいるのでオーネットはトランペットやヴァイオリンも思う存分演奏している。