ロキシー・ミュージック2

72年7月にシングル『ヴァージニア・プレイン』、翌月『リ・メイク・リ・モデル』で始まるデビュー・アルバム『ロキシー・ミュージック』を発表した時リーダーでヴォーカリストのブライアン・フェリーは27歳で、ミック・ジャガーより二歳年少にすぎない。遅咲きのデビューなだけに焦点は最初から明確だった。アルバム・ジャケットをあえて悪趣味なお色気美女で統一する、というアイディアも後々まで貫かれた。セカンド・アルバム『フォー・ユア・プレジャー』は73年4月発売、冒頭曲は当時最新流行のダンスを歌った軽佻浮薄路線の真骨頂。
［Roxy Music:Do The Strand］'73
http://m.youtube.com/watch?v=3MJQxvX5WvA&guid=ON&gl=JP&client=mv-google&hl=ja

次の曲はロキシー版『ジ・エンド』(ザ・ドアーズ)でライヴの定番曲になった。理想の女を見つけて抱き締めたら破裂してしまった、というダッチワイフ愛の悲劇を歌う。
［In Every Dream Home A Heartache］'73
http://m.youtube.com/watch?v=nesJfSx0ves&hl=ja&gl=JP&guid=ON&client=mv-google

サード・アルバム「ストランデッド」ではSE担当だったイーノが脱退、キーボードとヴァイオリン担当のエディ・ジョブソンが加入。前二作は共にチャート10位が最高位だったが、初の全英No.1に輝いた。シングル『ストリート・ライフ』も9位までヒットする。
［Street Life］'73
http://m.youtube.com/watch?v=HaCzvxjaQpQ&guid=ON&gl=JP&client=mv-google&hl=ja

前作の『～ハートエイク』路線の曲もある。『祈り』
［Psalm］'73
http://m.youtube.com/watch?v=7SN4aqXCE0Y&guid=ON&client=mv-google&hl=ja&gl=JP

(続く)