MAGMA
マグマ
★Mekanik Destruktiw Kowmmandoh / A&M 4397 (1973) : https://youtu.be/7hDOK-IN_cU
ヴァンダーはまた、彼独自の言語、エスペラント主義者がコバイヤ語と呼ぶ言語を発明した。コバイヤ語は、革命の存在する余地があり、"ユニヴェリア・ゼクト"、つまり新人類がより偉大なエネルギーと意義深さを見い出すことができるという想像上の惑星コバイヤに由来している。
ヴァンダーは、彼の音楽がポーランドおよびバルト海の森の奥深くからやってきたと主張する。確かにあたかも岩の真下からはいあがってきたようなサウンドである。彼はヴードゥー、悪魔祓い、ドイツおよびロシアのネオ・ロマン主義、そして古代ギリシャの悲劇にも凝っている。彼の音楽からその主張を取ると、ディープ・パープルやタンジェリン・ドリームの、最悪にも低速化したクローンが腸炎の発作を起こしているようなサウンドだ。マグマの世界に旅するのも悪くはない。(現在廃盤)
(文=ブルース・マラマット)
(『ローリングストーン・レコードガイド』1979年版より、翻訳=講談社・昭和57年3月刊)
マグマ
★Mekanik Destruktiw Kowmmandoh / A&M 4397 (1973) : https://youtu.be/7hDOK-IN_cU
ヴァンダーはまた、彼独自の言語、エスペラント主義者がコバイヤ語と呼ぶ言語を発明した。コバイヤ語は、革命の存在する余地があり、"ユニヴェリア・ゼクト"、つまり新人類がより偉大なエネルギーと意義深さを見い出すことができるという想像上の惑星コバイヤに由来している。
ヴァンダーは、彼の音楽がポーランドおよびバルト海の森の奥深くからやってきたと主張する。確かにあたかも岩の真下からはいあがってきたようなサウンドである。彼はヴードゥー、悪魔祓い、ドイツおよびロシアのネオ・ロマン主義、そして古代ギリシャの悲劇にも凝っている。彼の音楽からその主張を取ると、ディープ・パープルやタンジェリン・ドリームの、最悪にも低速化したクローンが腸炎の発作を起こしているようなサウンドだ。マグマの世界に旅するのも悪くはない。(現在廃盤)
(文=ブルース・マラマット)
(『ローリングストーン・レコードガイド』1979年版より、翻訳=講談社・昭和57年3月刊)