残暑の焼きソバ三連発

　最初「酷暑の」とタイトルを書きかけて、暦の上では夏の盛りは過ぎているのに気づいた。台風も来て多少は気温の下がった日もあるが、そういう時は湿度が上がるから体感気温はサウナ風呂で、この夏は体重がほぼ4kg減った。中性脂肪やコレステロール値で減少したので健康的な減り方ではあるが、夏の暑さに搾られたような減り方という感じもする。

　焼きソバばかりでは飽きるので焼きうどんも作るのだが、見た目がほとんど変わらないのと同じで味もほとんど変わらない。お好み焼きソースで炒めているので同じ味になるのも道理ではある。三玉98円の袋麺を使っているので(焼きソバもそうだが)これほど安く済む軽食はない。キャベツやベーコン、紅生姜、練り和辛子の方が麺よりコスト高かもしれない。

　焼きうどんを載せたところで「焼きソバ三連発」は嘘になるが、ソース焼きソバより簡単で少し贅沢した気になれるのがレトルト食品の「中華あんかけ」を使ったあんかけ焼きソバで、麺と具材のコスト比率が著しくバランスを逸しているが、安いレトルトなら100円ショップでも売っている。もともと中華丼用でご飯にかけるレトルトだが、もう他に何も食べたい気が起こらない時に冷や奴ともりソバと中華あんかけ焼きソバなら食べられるような気がする。ピザやグラタンとか贅沢は言わない。それがたとえ残暑の夜でも、せめて焼きソバがあればいい。