今春も初桜の咲き染めし深夜、陋屋近場なる桜並木の様子を覗きに出掛けたり。私鉄線路沿いなる狭路に桜咲き初めし有様見るに、故高屋窓秋(1910-1999)の著名なる一句「ちるさくら海あをければ海へちる」(句集『白い夏野』昭和11年所収、初出「馬酔木」昭和8年4月)を想起、現実は咲きしばかりで散りたる花弁など辺にはなけれど、拙き模倣句の偶作を物せり。タイポグラフィに意を用いたれば、はなはだ恐縮ながらスマートフォンでご覧されたし。
ニ 夜 ヨ 桜 夜 夜
チ ▼ ル ▽ ヨル 行
ル 碧 ノ 吟
ケ
レ
バ
ニ 夜 ヨ 桜 夜 夜
チ ▼ ル ▽ ヨル 行
ル 碧 ノ 吟
ケ
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