駅の東口を下りて北を向くとすぐ右手にこの団地があり、線路沿いの小道をそのまま北に歩くと団地4棟にそのまま沿って歩くことになり、約120メートルで団地が終って線路をまたぐ歩道橋にぶつかる。だいたいそんな具合なのだが、しばらく前からこの4棟は誰も住んでいないわけだ。人が住まなくなった家には別のものが住むという。というよりは、家が何かを呼び寄せるといったほうがいいだろう。
そして一旦、その(何か)が住みついてしまったら、解体・改築工事に対してたいがいはどう来るか、従順素直に従うとはとても思えないだろう。わずらわしい事態に至らないで済むことを望むかぎりだ。